貴方と初めて会った時。 貴方を眺めるような余裕は無かったけれど。 もっと違う出会い方をしていたら、僕は間違いなく貴方に見惚れていた。 今まで色んな人と出会ってきたけれど、貴方のような美しい人に会ったのは初めてだ、とか。 惚けて気障な台詞の一つも吐いていたかもしれない。 その綺麗な綺麗な髪を一房抓まんで、口唇を落としていたかもしれない。 だってそれほどまでに貴方は美しいから。 でも貴方はそんな余裕を僕に与えてはくれなくて。 ああ出会いは最悪だった。 それでも、それでも僕は、 やっぱり貴方に見惚れていた。 剣を喉元に突きつけられても、 僕の奥底では貴方を怖れるどころか、もっと長く貴方を見ていたいと焦がれていた。 そして今日も僕は貴方を見る。 遠くから、そっと、そっと。 貴方は気付くとすぐ怒るから。 そっと、そっと。 貴方に見惚れる。 そっと、そっと。 気付かれないように。 貴方という存在を、少しでも長くこの瞳に映していたくて。 終 戯言:初のDグレ小説(?)でした。 本当に初めてっす。 というかこれは小説なのか? アレンがストーカー……(爆) 短いです。またこれから長いものも増やしていこうと思います。 ショボくてすみませんでした;; BACK