「ユウ〜っ」
「……またお前か」

朝っぱらから素晴らしい目の保養に出会った。

恐らく修行帰りのサラシ姿。
白い肌にうっすら汗が滲んでて。
おまけにツヤツヤの黒髪が張り付いたりしてて。

良いなァ。
朝っぱらからどんな気分にさせてくれんの。

目の保養っていうかもう精力促進っていうか。

「おはよーさん」
「何でテメーがここにいんだよ」

あ、酷。
挨拶返さないばかりかこんな辛辣な物言い。
もっと可愛げあっても罰は当たんねェよ。
折角の美人なのにさ。

まァ綺麗な花には棘があるって言うし。
コイツはその上毒もあんけど。

「ちょっとおつかいさ。つか俺だってエクソシストなんだから本部居たって別にいーじゃんよ」
「そうかよ」

あーっ!ちょ、ちょ待てよ!
スタスタ歩いてくのを見て、思わず剥き出しの肩を掴んで。

あ、思ったよりずっと薄くて細い。
それにすっごくスベスベな肌。
黄色人種なのになんつーか、白いんだよな。
こう、健康的な白さ。

「っ!離せっ!」
「がっ!?」


掴んだ方の肘がモロに入ったって気付くのに、若干時間が掛かった。

容赦ない。
清々しい程のマジ肘鉄。
朝食前で良かったよホント。
食った後だったら確実に吐いてたって。

「…っ何、すんさ…っ!」
「それはこっちの台詞だ!」

アレ?
ユウの顔、ちょっと赤い?

「あは、悪い悪い。あんまり魅力的な素肌だったからつい、なー」
「な…っ!?」

ユウの顔が今度こそ真っ赤に染まる。
はっきり言ってめちゃくちゃ、可愛い。

だってあの神田ユウが。
頬を真っ赤に染めるなんて。
これは黒の教団一大ニュースにだってなり得る事で。

しかもこれを成し遂げたのがこの俺だって。
最高じゃん。

「気色悪ィ事、言ってんじゃねェ!!」
「へぶ…っ!?」

顔面。
俺様自慢のカッチョ良いお顔が台無しになっちまうよ。

「金輪際俺に近付くな!」
「……ま…、待…っ」

怒りが嫌という程感じ取れる足音を立てて。
その音はどんどん遠ざかっていく。

ついでに俺の意識も遠ざかっていった。


「ラビー?こんなとこで何してるんだい?」

風邪をひくよ…ってそれ以前の問題か。

全く、彼は神田君の扱い方ってものを知らないんだから。
口に手を当てて、悟られないように笑う。

あーゆー子は直球で行っても玉砕するだけなのにね。
ま、ラビの性格じゃ何にしろ無理かな?

一応教えてあげた方が良いかもしれないけど。
彼の攻略法は僕だけの秘密にしておくのも悪くない。

「とりあえず医務室行こうか」

もう一度口唇を上げて、
恐らく聞こえていないであろうまだ鼻から血を流している哀れな少年に話し掛けた。


終


戯言:ぎゃ…ぐですっ。(苦しい)
アレ神とえっらい差がありますね…;;
何かラビ神はこんなイメージがあって…(死)
誤解のないように言っておきますが、僕のアレンは馬鹿です。死
たまたまシリアスなネタしか書かなかっただけなので(殺害)
アレ神もラビ神も同じくらい好きです。
またラビ神で花魁とか…(おい)
つか微妙にコム神が……笑


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