血行が悪いんだ。 冷たい躯。 ひょっとして冷え性? うわ女の子みたい。 ひんやりしてて気持ち良い。 火照りを冷やしてくれる躯。 俺は暑がりだから、冬だって心地良い冷たさなんだ。 まるでこの、道を白で染める雪のように。 「ユウ寒いの駄目?」 「……夏生まれだからだ…っ」 俺なんか真夏生まれだけどへっちゃらだぜ? こじつけるような台詞に笑みが漏れる。 まぁそういう事にしといてやるよ。 ソラには星。 地には白。 煌煌と光る雪は真昼のようで。 吐く息も辺りと同じように白い。 横では小さく震える自称夏生まれ。 否定はしないけど。 「…俺のマフラー貸そっか?」 「…………」 凄く嫌そうな目が俺を映した後、舌打ち。 小さく差し出された手。 可愛い奴め。 マフラーを受け取る手が痛々しい程に白い。 手袋すりゃ良いのに。 寒がりの癖に。 雪を踏む音がやけに大きく聞こえる。 それは他に音がないから。 他に辛うじて聞こえるのは俺とお前の呼吸の音で。 まるでこの世には二人だけしかいないような感覚。 錯覚。 眩暈すらする。 「……あったかい…?」 「…汚ぇ」 「…そりゃ悪かったさ」 寒いって言わないって事はあったかいんだ。 全く素直じゃない。 踏み進んで行く白い道。 自然に繋いだ手は氷のように冷たくて。 でもそれが気持ち良いんだ。 その手が俺にあっためてって言ってるみたいで。 天の邪鬼の口の代わりに。 澄んだ夜のソラに雪の気配はない。 それでも寒い事に変わりはなくて。 繋いだ手を強く握り直した。 「……何だよコレ…」 「ん?俺の手あったかいっしょ?」 「………」 それ以上こいつが言葉を発する事はなく。 けれど、冷たい手が、確かに。 確かに俺の手をぎゅっと握り直したんだ。 ―あたためて 寒いのは嫌いだから。 「あったかい?」 「………ああ」 二人で歩く白い道。 終 戯言:最近ラビュー書いてなかったんで。 短っ! アレ神とえらい違いだorz ケータイサイトにアプした日名古屋でも雪がボッタボッタ降りましたよ。 凄かった。 まぁロケしてましたけど。死 寒いから室内で。(弱) ホワイトロード。 ただ使いたかっただけ。死 GLAYです。 カラオケ行きたいですorz BACK