熱く熱く重ねましょう。 獣のように求めましょう。 愛なんてものは脱ぎ捨てて。 二人で共に堕ちていこう。 ―アナタなしでは生きられナイ― ソレは愛なんかでは片付かない。 どちらが消えても二人は終わる。 ウンメイキョウドウタイ。 「俺が死んだらユウも死ぬんだよ」 だからやめときな。 首に突き付けられた黒い刃。 少しでも動かせば血飛沫が、首が飛ぶ。 そんな事実が分からない程愚かではない。 愚かなのは寧ろ、この刃の持ち主。 「俺も死ぬ…?寝言は寝てから言いやがれ…」 震える声は恐怖の為ではない。 彼を支配しているのは、怒りと、屈辱と。 憎悪。 その総てが今俺に向けられいる。 その瞳には俺しか映っていない。 堪らないね。 「無理だよ」 ホラ、こうして俺に刀を向けている今でも。 躯が疼いて仕方ないだろ? 「……っ!く……ぁっ」 「ハイ、タイムアップ」 膝を着き震え始めた躯に目を細めて。 黒い刀を取り上げる。 「返…せ…!」 「さっき返してやっただろ?」 それで殺せなかったんだから今返したって意味ないよ。 「ま、殺せる訳ないんだけどね」 零れる笑みを堪えずに、膝を着いて目線を合わす。 「て、め…!」 「俺達は二人で一つなんだからさ」 「ざけんな…っ!」 目茶苦茶に振られる腕を掴んで、口唇が触れてしまいそうなくらい顔を近付けて笑えば、 漆黒の瞳を覆う涙の膜が小さく震えた。 「だって俺が死んだらユウの渇きは一生治まらないよ」 そういう躯にしたんだから。 「…んな、事…あってたまるか…っ」 「俺が欲しくて欲しくて堪らなくなって、終いには狂って死ぬんだ」 「黙れ!」 弱り切った抵抗に負ける程俺は雑魚に見えますか。 掴み掛かって来た躯を冷たい床に叩き付けるように押し倒して完全に自由を奪ってやる。 「…ぅあ…っ!」 「何?もしかしてこうされても感じんの?」 ひょっとしてマゾ?と言って笑うと、 まだこんな余裕があったのかと感心する程の殺気が俺に放たれるのが分かった。 「…凄いなその精神力」 「…ぬか…せ…」 折ってやるよ。 そのココロ。 俺の事しか感じられなくなるように。 俺に服従する俺だけのものになるように。 「もう全部痕消えてんの?」 「離せ…!」 慰め程度に一枚だけ着させた俺のシャツを捲ると、 先刻の行為の痕が白い躯から綺麗さっぱり消えている。 やっぱりなと小さく溜め息を吐いた。 「あらー…結構残るようにしたんだけどなぁ…」 強情で反抗的な態度はまだ可愛い。 十二分に許容範囲だ。 でもこの躯は気に入らない。 どんなに深く俺の所有物だとその証を付けても、 すぐにそんな俺を嘲笑うかのように片っ端から消していく躯。 身も心も思い通りにならないとは正にこの事だと、初めはいっそ感心すらした。 けれどそれは本当に初めの事で、今は苛立ちも通り越して忌々しいとさえ思う。 綺麗な躯。 傷付けたい。 汚したい。 どうしたら俺のモノになる? 「っあァァ!」 首筋に。 食らい付いた。 突き刺した歯。 口には血の味が広がる。 「ぁぐ…は…ぁ…っあ」 「………」 食いちぎってやったら、どうなるのかな。 抉った肉も、暫く経ったら元に戻るのかな。 痕も残さず。 綺麗な肌になるのかな。 ヒューヒューと呼吸する音が聞こえる。 ドクドクと血が流れる音を感じる。 頭の奥が痺れそうだ。 「……ユウ…」 「ひ…っぅ」 口内に流れ込んだ血液を総て飲み干して。 下肢へと手を伸ばし、何度も俺を捩じ込んだそこにそっと触れる。 裂けて血を流したそこも今は何事もなかったかのようで。 でも。 「……柔らかい…」 「触…るな…」 俺の事は覚えていたようで。 上出来だと微笑む。 どんなに外の痕を消されようが、中にはちゃあんと残るのだと。 目に見えない支配は施す事が出来たのだと。 「ユウのココ…俺が欲しいって言ってるみたいだな…」 「ざけ…な…っ」 「大丈夫、すぐにあげるよ」 血に酔って昂ぶった熱を、小さく収縮するそこに押し当てる。 血の気の引いた顔に笑い掛けた。 「やめ…!」 身体を押し進めると、やっぱりそこはすんなりと俺を受け入れて。 歓喜で喉が震える。 「っあ、あァァァっ!」 形の良い口唇から放たれる声も少なからず甘さを含んでいる気がした。 「すげ…あっつ…」 「や、ぁ…あぁ…ぅ…っく…」 痙攣する躯を撫で上げて。 細い腰を掴み何度も奥を抉る。 その度に狭く熱い中は俺をきつく締め付けて。 「は…やっぱ、お前最高…っ」 「あ、やぁ…っあ!うぁ…」 「でもユウ的にはちょっと違うだろ…?」 もっともっと。 酷に。 目茶苦茶に。 「マゾだもんなぁ…?」 「っ違…ァ!」 普通の行為では完全に満たされない筈。 今までみたいに。 苛酷に。 それが当たり前になるくらい攻め続けたから。 「たとえ俺を殺して逃げ出しても…絶対にまた俺が欲しくなる…」 誰もお前を満たしてはくれない。 その自信がある。 現にお前は、先刻も。 俺が欲しくて崩れ落ちた。 俺のない時間に躯が戻る前に、お前の中身は。 崩壊する。 「んぁ…っ!や…ぅあァァ!」 「どうしようか…、どうして欲しい…っ?」 耳元で囁き、血が凝固した傷跡に爪を立てる。 再び抉るように、深く。 「ぐァァァァ!」 喉を裂くような絶叫が耳に心地良い。 俺の下で悶える躯が堪らなく愛しい。 荒々しく抱き締めた躯に、より力を込めて。 愛しさの限りを伝えるように口付けた。 お前が俺に縛られているように。 俺もお前に縛られている。 心臓に幾重にも鎖を絡められている。 ―アナタなしでは生きられナイ― お前が俺の前から消えた時。 俺がお前の前から消えた時。 それは互いが死にゆく時。 どこまででも堕ちていこう。 お前の躯だけは離さずに。 終 戯言:……いや、ね?あのこないだのモノクロが予想以上に反応が宜しかったので。ええ。 何かね。そう、アレンはここまで出来ない気がするんですよ。 ラビとかも。 何かティキは自分が死ぬ時はユウたんも道連れにしそうなんですよ。死 ティキはユウたんを殺せてアレンとラビは殺せない。そんな感じ。 いや歪んだのが好きな訳じゃないですが。 嫌いでもないんで。あは。(帰れ) 鬼畜ってどこからどこまでが鬼畜なんだ…? これは鬼畜じゃあないと思うんですが。 モノクロよりか痛いレベルは落としたつもりです。吐血 タイトルは福山雅治の曲から貰いました。 内容も微妙にその歌詞を意識しま死た。 めっちゃ好きな歌です。笑 カラオケ行くと一番に歌います。しょっぱなから歌詞がヘビー過ぎる… 歌詞を見ながらモノクロと合わせて読んで貰えると多分爆笑です。 これ歌ってる時の僕の顔はかなり恍惚としたものらしいです。死 音域的にもジャストフィットなんですよ福山自体。笑 下手くそですが。死 ユウたんは奥底ではマゾくさい。何ていうかホント気付かない程度の深層心理の中で。 だって見てると加虐心が煽られ(殺害) とりあえず僕がサドなのは間違いないみたいですorz BACK